音楽コラム <Vol.1> 寄稿:今城のぶや
さて、有料会員様にはいつも感謝で溢れかえっています今城です。
今回は、会員様専用アプリの楽曲の中からひとつまみ。
「いくつになっても好きなものは変わらず」
George Michaelが1987年に出した作品「Faith」より、9曲目に収録されている曲「Kissing A Fool」です。
この曲はちょうどボクが20歳の頃の彼のヒットナンバーです。
ムード溢れる哀愁たっぷりのジャズ調のこの曲は、大人の階段を登り始めたボクにはキュンときた1曲。ボクがちょうど古馬場で初めて店を出したタイミングでもありました。
時代はバブル後期と言えど、田舎の高松はまだまだバブル絶頂期!
日々万札が飛び交う、20歳のボクには刺激的な時代でもありました。
しかもこの楽曲のリバーヴ感は80年代の象徴かもしれませんね。
歌詞はバブルとは関係なく、彼女との別れを歌った内容となっています。
是非、夏の終わりから秋にかけて聴いて頂きたい1曲です。
和訳を見ながらお聴きくださいね。
【George Michael - Kissing A Fool】
そばにお前はもういない
お前にとって特別な
ヤツになれてたはずなのに
俺の気持ちを信じられずに
周りの言葉に脅かされて
お前は俺から逃げたんだ
なのにヘンだよな
お前にまたやり直す
気力が残っていたなんて
だけど何をやったって
心は軽くならないぞ
自分の心に正直に
お前が生きて行かない限り
なあみんな
たとえ何をやったって
他人の心は変わらない
だからそいつらの
思うようにさせてやれ
だって結局は
そういうことになるんだよ
そいつのことを好きになっても
仕方がないと思っていると
世の中の人間は
恋してるヤツを見つけると
そいつにちょっかいかけてきて
自分がバカなことしてるって
気分にさせるもんだけど
俺が本気だったのは
お前にだってわかってた
だからそうじゃないことを
あいつらにちゃんと教えてやれてたし
あのまま一緒に乗り越えて
付き合ってればよかったんだよ
俺のこと
泣いてキスを浴びせかけ
ウソで固めて騙してた
だからこれでお別れだけど
ちゃんと嫌いにさせてくれ
ハートだけは置いてけよ
そばにお前はもういない
お前にとって特別な
ヤツにも俺は二度となれない
このひどい状況に
これから片をつけながら
傷ついた自分の心を癒していくよ
多分そうする気力くらいは
残ってる気がしてるけど
どこから手をつけるのか
それが全然わからない
だけど何をやったって
心が軽くなるわけないよ
本当の気持ちを隠せないから
ただ忘れないでくれ
まだ幸せだった頃
お前と交わしたあのキスは
お互いが生きてる限り消えていかない
誰かに助けてもらいたい
何もかも心から任せておける
そういうヤツに頼みたい
そんな風に思ったら
いつだって変わらずに
俺はここで待ってるよ
どうしても他のものとは比べられない
何かがそこには残ってるから
そばにお前はもういない
お前にとって特別な
ヤツになれてたはずなのに
俺の気持ちを信じられずに
周りの言葉に脅かされて
お前は俺から逃げたんだ
なのにヘンだよな
お前の気持ちは変わらないって
そう思っていたなんて
ひょっとして俺は本当にバカだったかも
そんなこともわからない
俺みたいな大バカと
付き合っていたんだよ