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音楽コラム<vol.32> 寄稿:タニケンヂ
○○○○○をさがせ!
屋島西町のタニケンヂです。
お久しぶりの音楽コラム、まさかの第二回です。
長引くコロナ禍の気晴らしにでもなれればと思います。よろしくどうぞ。
21世紀に入り、インターネットの普及で情報がリアルタイムで手に入る今日この頃。
ラジオで今流れた曲も調べれば、すぐわかる便利な世の中。
昭和生まれのボクらからすれば、考えられないことです。
(インターネットがない一昔前、流れた曲知りたさでラジオ局に直接電話で問い合わせたことがあります)
そんな昭和のアナログ時代に東京の音楽を体験できるのは、テレビ、ラジオでしたよね。
特にラジオで聴いたあのカッコいい曲。
どんな人が歌ってるんだろうか?
みなさんにもありますよね。
その憧れの歌手(まだアーティストとか洒落た言葉は知らない)がテレビに出るらしい。田舎の少年と忌野清志郎との出会いは、それはそれは、驚きの瞬間でした。
当時、絶大な人気だったYMOの坂本龍一とのコラボ曲、い・け・な・いルージュマジック。(′82年2月14日発売。なんと今年で40年前なんですね。)
もはや世に出る運命だったのでしょう。だって、売れないわけがない。
70年代後半にRCサクセションがロック路線に変更してから、清志郎さんが全国ネットでのテレビのゴールデンタイムの「お茶の間」に登場したのは、おそらくこれが初めてくらいだったはず。
80年代初頭で、日本人の歌手でメイクしてる人は、沢田研二くらいしか知らなかったので、最高に興奮したのを今でもハッキリおぼえている。この曲のPVでは、本物の一万円札をばら撒いたり、生放送の演奏中には2人のキスシーンも。
『ロックは、インパクトと見た目』
この時に、確実に刷り込まれました。
実力も然りだが、やはりインパクトと見た目だと。
もちろん、清志郎さんの実力は、もはやここで書かずとも、みなさんご承知のとおり。
今年でタニケンヂ55歳になりますが、未だに聴き続けていられるのは、他に類を見ない表現力と高い音楽性が影響しているのはたしか。
もし可能なら、当時中学生の自分に
『40年後も清志郎さんを聴き続けてるでー』
と、教えてやりたい。
そんなタニケンヂ少年と忌野清志郎が同じ場所で同じ空気を吸っていたであろう証拠をひとつ。
1990年9月、恒例だったRCサクセション
東京・日比谷野外音楽堂。
RCサクセション結成20周年記念ということで、現在DVD作品で発売されています。
タイトルは『ミラクル』
もう少年という歳ではなくなっていたが、ステージ上手側、客席5列目あたりに23歳のタニケンヂが映っているらしい。
コロナ禍の暇つぶしに、探してみてはいかがでしょうか?