音楽コラム<vol.66> 寄稿:デビッド近藤
「コテコテ♪ オルガンジャズ&Blues」
David近藤 2022年7月 高松RUFFHOUSE 音楽コラムは
コテコテ♪ オルガンジャズ&Blues」と題して、筆者が、30代になる直前の90年代後半にハマりまくった、いわゆる「ソウルジャズ」と呼ばれたサウンドのことを書いてみたいと思う。
ズバリ、これらは黒人ジャズメンの50年代の終わりから70年代までくらいの、日本で言うメインストリートから外れた、特に80年代までは日本ではB級扱いされた、特にオルガンジャズ♪を主とするサウンドである。
具体的には
ジミーマクグリフ、チャールズアーランド、ベビーフェイスウィレット、ジャックマクダフのジャズオルガンや、グラントグリーン、ブガルージョージョーンズ、メルビンスパークスらのギターアルバムにおける、リズム重視のサウンド、さらにはルードナルドソン、ハンククロフォードらのファンキーなアルバムなど多義に渡り、原田和典著の「元祖コテコテデラックス」という専門書籍が出ているので、Amazonなどで入手できるので、ぜひ購読していただきたい。
僕も20代後半から、30代半ばまで、夢中になったサウンドで、僕のようにロックからブルースに傾倒し、そこからジャズに入った人間には、一番肌に合う、「味よし、歌よし、リズムよし、」の三拍子揃っているジャズと呼ばれるコーナーに置いてあるレコードだが、中身はほとんど、「ソウル」や「ブルーズ」のものも多いが、独特の人間が持つ柔らかいグルーヴがあり、黒人のジャズメンの打ち出すグルーヴは、ジェームスブラウンのファンクと、少しニュアンスが違う。
シャッフルが、スイングする感じというか、なんというか、とにかくクセになる音なのである。
90年代にイギリスのアシッドジャズの音楽家がこのあたりのサウンドに注目し、一気に評価が上がっていった。それまではブガルージョージョーンズのアルバムなど、日本では、どれくらいの人が耳にしていただろう。このムーブメントが機会となり、グラントグリーンは日本でも、ジャズギターに興味がないリスナーや、ロックギターの雑誌にまで注目されて、ウェスと並んで最も人気のあるジャズギタリストとなった。
グリーンがもう少し長生きしていれば、彼はもっと評価を味わうことができたのに。(当時から、ブルーノートの看板ギタリストで人気はあったが)
とにかく、自然と体が動く、コテコテサウンドを一度味わってください👍️
ではBlues is alright👍️David近藤でした‼️