音楽コラム<vol.101> 寄稿:ホチペディア

Music&Live RUFFHOUSE

2024/06/23 08:39

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『プロレススーパースターテーマ曲列伝 第11巻』

こんにちは、ホチペディアです。
プロレススーパースターテーマ曲列伝 第11巻は"方舟の盟主"三沢光晴さんを取り上げてみたいと思います。

三沢さんといえばかつて二代目タイガーマスクとして名を馳せていましたよね。
そのタイガーマスク時代の入場テーマ曲がこちらです。

タイガーマスク/寺内タケシとブルージーンズ


アニメ『タイガーマスク』の主題歌を寺内タケシとブルージーンズがカヴァーしたものです。タイガーマスク時代は一貫してこの曲を使用してました。

'90年春、世はバブル真っ只中の頃、プロレス界にメガネスーパーという巨大資本が参入し、全日本プロレスは選手の大量離脱という危機に晒されることになります。そんな中で三沢さんは「マスクを被ったままではトップに立てない」と約7年被った虎のマスクに別れを告げ、素顔の三沢光晴として全日本プロレスのトップを目指すことを決意します。

そして素顔に戻って約1ヵ月、当時全日本プロレスの完全無欠のエースだった"怪物"ジャンボ鶴田越えを達成します。その鶴田越えを達成した日本武道館にこだました大ミサワコールと共に鳴り響いたのがこの曲でした。

SPARTAN X/Keith Morrison


ジャッキー・チェン主演映画『スパルタンX』の主題歌で、あの"怪鳥"ベニー・ユキーデが敵役として出演したことで話題になった作品ですね。


2000年に全日本プロレスを退団して旗揚げしたプロレスリングNOAHでもこの曲を使用し、前奏付きのアレンジを施したりしてましたが、ワタシはこのオリジナルver.の方が好きです。

ただ『SPARTAN X』は素顔の三沢光晴に戻って、実は4代目のテーマ曲になります。
鶴田越えを成し遂げる1ヵ月足らずの間、自分自身の方向性以上に迷いを感じられたのがテーマ曲でした。

順番は不明なのですが、これらの曲を使用してました。

約束の橋/佐野元春



惑星大戦争のテーマ

※サントラ曲使用との情報のみなので、この曲であったのかは不明。



レッドゾーン・ファイター/メガゾーン23 PART 2サウンドトラック

※この曲のみ地上波オンエア('90.5.17 広島大会)あり



今月13日で三沢光晴さんがこの世を去って15周年。やっぱり三沢さんといえば『SPARTAN X』ですよね。2002年5月2日の蝶野正洋戦で東京ドームに鳴り響いた『SPARTAN X』での入場はプロレス史に残る名シーンだったと思います。

三沢さんが創ったプロレスリングNOAHのリングはこれからもずっと、三沢さんのイメージカラーだったグリーンのマットを使い続けてもらいたいですね。

それではまた。

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