音楽コラム <Vol.9> 寄稿:rookie1957@いまは横浜

Music&Live RUFFHOUSE

2021/09/18 16:47

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1967年頃、昭和・港町尾道・小学生が見た瀬戸内の夕焼けと

The Sun Ain't Gonna Shine Anymore

切ないなぁ、センチメンタルだなぁ、雲のかかったようなヴォーカルとコーラス(後年、こんな?バンドの楽曲がフィルスぺスターの仕業と知る)


1957年生まれの私は、住んでいた港町尾道の片隅で、多分小学4年生の頃から毎月数十枚のアルバムを2才上の兄貴と買いあさっていた。グループサウンズ、プロテスタントフォークソング、ビートルズ、プレスリー、ディラン、モンキーズ、クリーム・・


で、かなり大人になって四国に流れ着いて。高松のグラファンに深夜行くと、よく武田さんにかけてもらっていたのが、ウォーカーブラザーズ。このジャケットのアルバム。曲は「太陽はもう輝かない」


ウォーカーブラザーズは、日本だけでニッチに少し人気が長続きしたグループ。

この曲は全英1位、全米13位とか。

英国で解散したあと、日本だけで再結成コンサートをしたとか。武道館で!


この頃がどんな時代だったかと、ちょっと調べてみた。

・佐藤首相の東南アジア訪問反対運動 全学連デモで学生1人死亡

・チェ・ゲバラ死亡

・オーティス・レディング飛行機事故死亡

・『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』発売

・ミニの女王ツイッギー来日

・「青い影」プロコル・ハルム

・ヴァニラ・ファッジ「キープ・ミー・ハンギング・オン」

・クリームLP「カラフル・クリーム」


ぐじゃぐじゃのクリームのサウンドに没頭して、サージェントペッパーズをなんじゃこりゃと何度も何度も聞きながら。でも、これ、軟弱でセンチメンタルなスコットウォーカーの「The Sun Ain't Gonna Shine Anymore」を聞いて、口ずさんでいた。


子どもの頃からの、こんな環境だったことに感謝しかないと感じる還暦オーバーな日々。


いつも、やっぱり、時代と一緒に。時代をひっくるめて音楽を聴いていた気がする。


あ、ギターを買ってもらったのは小学4年生。もちろん、定番のエリーゼのために、からスタートしたです。


では、また!

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