
音楽コラム<vol.110> 寄稿:Eloiseカポノ
コラム Cross Over 21 第8夜 2026.7.7
ラジオ連動型コラムの第8夜です。
最後までお読みいただき、そしてぜひ、ラジオの方も無料のリアルタイム放送と有料会員のアーカイブ放送でお聴きいただければ幸いです。また、なんでも構いませんのでコメントを書き込んでいただけると励みになります!
7月からは、毎週火曜日21時からの放送となりました。今後とも引き続きよろしくお願いします。そして5月からゲストにお迎えし、楽しい時間を共有させていただいていたデビッド近藤さんですが、なんとこの度、独立(?)して新番組を担当されることになりました!
番組名は「David近藤のMusic シャトル」。7月22日(水)の21:00~21:30放送です。ブルース、ソウル、ジャズ、カントリー、レゲエといったアメリカの「ルーツミュージック」の奥深い世界をリスナーの皆さんと探求するとのこと。こちらもぜひチェックしてみてください。
さて、梅雨明けが噂される七夕の夜、果たして織姫と彦星は逢うことができたのでしょうか?「Rain(雨)」がタイトルに付いた曲をかけられるのはこの日が最後ということで、前半は雨の歌特集、後半は星空特集をお届けしました。
1. Time On My Hands / Ringo Starr (2025 : Look Up)
リンゴ・スターさんは、1940年7月7日、なんと七夕生まれでした。昨年、今年とカントリーアルバムをリリースしていますが、彼の音楽的ルーツはカントリーだったのですね!個人的には、ポール(・マッカートニー)のニュー・アルバムより好みです!
2. Candle In The Rain / Dan Seals (1983 : Rebel Heart)
イングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリーを解散してからのソロアルバム2枚はAORに分類されますが、この3作目『Rebel Heart』はカントリーアルバムです。何しろ、ジャケット写真のダンさんはカウボーイハットを被っていますから(笑)。
3. Crying In The Rain / Art Garfunkel & James Taylor (1993 : Up ‘til Now)
お二人ともお若い頃から、お頭(つむ)が寂しくなることは分かっていましたよ。アートさんの方がジェームスさんより7歳年上です。エヴァリー・ブラザーズが1961年暮れに発表した曲で、作詞はハワード・グリーンフィールド、作曲はキャロル・キング。彼女はアートさんの一つ下です。お三方とも未だに現役なのが本当に凄いですね。
4. Blame It On The Rain / Michael Johnson (1980 : You Can Call Me Blue)
彼の最大のヒット曲は、ランディ・グッドラムが作詞作曲し、1978年7月15日付のBillboard Hot 100で最高位12位を記録した「Bluer Than Blue」でした。今回の曲も、当時売れっ子だったトム・スノウとエリック・カズという2人のシンガーソングライターのペンによるものです。ちなみにアルバム『You Can Call Me Blue』からは、未だに「ベストヒットUSA」の『Star Of The Week』コーナーのテーマ曲として使われている「You, You, You」が有名です。洋楽ファンなら絶対に耳にしている名曲でしょう。AORファンとしては、1980年代中盤以降に彼がカントリーシンガーになってしまったのが少し残念ですが。
5. Milky Way / Earth, Wind & Fire (2015 : Electric Universe)
この曲は1983年のアルバム発売当時は収録されておらず、2015年の『Expanded Edition』のボーナストラックとして日の目を浴びました。モーリス・ホワイトの手による曲です。銀河系は、私たちの住む地球や太陽系も含め、約2000億個を超える恒星の集団だそうです。もう見当もつきません!
6. Falling Star / Karla Bonoff (1977 : Karla Bonoff)
※初版アルバムの発売年は1977年です。
街灯りもなく、空気の澄んだ場所では、夜空から本当に星が落ちてくるように見えるのでしょうか。カーラさんは、愛する人との別れや届かぬ想いを、夜空を横切って消え去る流れ星の儚い美しさに重ね合わせて歌っています。なんと切なく、美しい歌声でしょうか!
7. Shooting Star / Camera Soul (2024 : Summer Memories)
こちらも流れ星ですが、もっとスピードの速い流れ星です。イタリアのソウル/ジャズ・ファンク・グループによる作品で、マニアックですが日本盤が発売されていることに驚かされます!
8. Drifting Star / Adrian Gurvitz (1979 : Sweet Vendetta)
かつてハードロックをやっていた方とはとても思えないサウンドで、イメチェン大成功のエイドリアン!!!映画『ロッキー』のスタローンがこう叫んでいましたね(笑)。この曲は日本盤のボーナストラックです。
9. Shining Star / Maurice Bega (1996 : 2 hearts)
マッキー・フェアリー、ケンジ・サノ、そしてモーリス・ベガ。その昔、「マッキー・フェアリー・アンド・ザ・ナイトライフ」として1枚のアルバムを発表した彼らは、マッキーが亡くなった後のカラパナのレコーディングやサポートメンバーとして活躍していました。アルバムタイトル曲の「2 Hearts」は、2002年のカラパナの『Blue Album』にリメイクされて収録されましたが、出来栄えは断然カラパナの方が上ですね!
10. A Million Stars / Mackey Feary Band (1978 : Mackey Feary Band)
桑名晴子さんのデビューアルバム『Million Stars』。このアルバムのA面は「HAWAII SIDE」で、もちろん録音はハワイ。マッキー・フェアリーがアレンジを担当し、演奏はマッキー・フェアリー・バンドが務めています。B面は「L.A. SIDE」でロサンゼルス録音。なんとリトル・フィートのビル・ペインがアレンジし、演奏もリトル・フィートという贅沢な構成です。なぜかオリジナルの曲名から“A”が取っ払われています。アルバムタイトルにする際、「Million Stars」とした方が日本語的に言いやすく、読みやすかったのでしょうか?「あッ!ミリオン・スターズ」と言われるよりは格好がつきますよね。
11. September Rain / Bruce Hibbard (2013 : Time Waits)
CCM(コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック)ですが、「9月の雨」というタイトルが果たして神様と関係のある内容なのかどうか、さっぱり分かりません(笑)。
12. Rain Or Shine / The Keane Brothers (1979 : Taking Off)
1976年のデビュー当時、11歳のジョンと12歳のトム。中学1年生の英語の教科書に出てくるような名前の兄弟ポップ・デュオです。のちに弟のジョンはセッションドラマーとして活躍し、兄のトムはソングライターやキーボーディストとして数々のアーティストと共演しています。
今夜の一押しソングは、Michael Johnsonの「You, You, You」。
洋楽ファンなら必ず一度は耳にしたことがあるはずです!
