
音楽コラム<vol.109> 寄稿:Eloiseカポノ
コラム Cross Over 21 第7夜 2026.6.25
ラジオ連動型のコラム第7夜です。
最後までお読みいただき、そしてぜひ、ラジオの方も無料のリアルタイム放送と有料会員のアーカイブ放送でお聴きいただければ幸いです。また、なんでも構いませんのでコメントの書き込みもいただけると励みになります!
さて、みなさんはもうご覧になられたでしょうか?映画『Michael』。
ぜひ、観に行って流行に乗りましょう!!
北米や世界82カ国では4月25日(金)に封切られていたのですが、ここ日本では6月12日(金)公開でした。最近は世界同時公開が当たり前で、時差の関係で日本の封切りが世界で一番早いなんてこともあるのですが、個人的に(今回の遅れについて)考えたのは、やはりGW(ゴールデンウィーク)が関係しているのだろうな、ということです。なにも稼ぎ時のこの時期にぶつけて公開しなくてもいいし、『名探偵コナン』(個人的に好き)の映画もありますしね(笑)。
そして、最大の理由は6月25日のマイケルの命日に合わせれば、さらに盛り上がるといったところでしょうか?
同じ制作者が手がけた8年前(11月9日公開)の映画『ボヘミアン・ラプソディ』は、アメリカ公開から1週間遅れでの公開だったので待たされ感はありませんでしたが、今回の7週間を待ちわびたファンは多かったのではないでしょうか?
物語は1966年から始まり1988年で終わり、エンドロールには「His Story Continues...(彼の物語は続く)」の文字が!今から後編が待ち遠しいです!おっと、その前に(前編を)まだまだ観に行かなくては!ちなみに私は、すでに3回、それぞれ違うスタイルで観ました。
1回目は「MX4D」。はっきり言って大失敗でした。これは銭(+1,000円)を捨てるようなものです。そもそもこの映画にはアクションシーンがないですし、かろうじてライブシーンで前方からスモークが出たり、ビートに合わせて(合っているのか合っていないのかわからない程度に)シートの座面がボコボコと控えめに突き上げてくるだけでした。
2回目は大成功!大迫力画面とサウンドの「IMAXシアター」!絶対これがお勧めです。
そして3回目は、『ボヘミアン・ラプソディ』の時もありましたが、「応援上映」です!声出し、コスプレ、ペンライト等の応援グッズ持ち込みOK、拍手や手拍子もOK!しかししかし、これが微妙でした!観に行った映画館では、誰一人応援しないんです!1人で声を出すのもねぇ……。「フー!」とか「ウー!」とか言いたかったのですが、心の声にとどまりました(泣)。これは、仲間大勢で行かないとダメな上映スタイルですよ!
今夜は、ほぼ時代順にマイケルの歌声をお届けしました。
1. She’s Out Of My Life / Michael Jackson (1979: Off The Wall)
『AOR AGE Vol.38』恒例のアンケート企画は、読者や識者に訊く「名盤2枚、どちら派?」という難問と、お気に入り曲の募集でした。名盤とはもちろん『Off The Wall』と『Thriller』!
私のお気に入り曲は、邦題「あの娘が消えた」です。もちろんアルバムはこの曲が収録された『Off The Wall』派。『Thriller』と比べてシンセサイザーの使われ方が耳障りじゃないのが決め手です。また、マイケルの歌唱テクニックが確立したアルバムであるとも思っています。この曲のラストでマイケルが声を詰まらせていますが、本当に泣いているのでは?と思わせるほどで、こちらも泣けてきます。
2. Never Can Say Goodbye / Jackson 5 (1971: Maybe Tomorrow)
劇中では、この曲を歌っているジャクソン5を観たモータウンの重役に見出される訳ですが、画面に向かって「おいおい、この曲はデビューしてからのヒット曲だぞ!」とツッコミを入れてしまいました(笑)。
3. Ben / Jackson 5 (1973: In Japan)
1973年4月30日の大阪厚生年金会館(現:オリックス劇場)のライブ音源から。マイケルはちょうど変声期だったのか、オリジナルより1度下げて頑張って歌っています。
4. Enjoy Yourself / The Jacksons (1976: The Jacksons)
モータウンを離れてEpicに移籍した第1弾。マイケルが作詞・作曲した曲も収録され、モータウンサウンドとは違う、オシャレで洗練されたフィラデルフィアサウンドを聴くことができるアルバムです。やっと自分たちも少しだけサウンド作りに関わることができて、マイケルも「僕はゴキゲン」といったところでしょうか。
5. Shake Your Body (Down To The Ground) / The Jacksons (1979: Destiny)
西海岸の名うてのミュージシャンをバックに、彼らが作詞・作曲、自らプロデュースした作品。TomTom84のホーンアレンジが最高にカッコイイです!思わず腰を揺らしてしまう曲ですよ。
6. Don’t Stop ‘Til You Get Enough / Michael Jackson (1979: Off The Wall)
映画『Michael』のエンディングにこれが流れてきて、思わず心の中で「OHHHH!」と叫んでしまった曲。声出しOKの応援上映を観に行きましたが、誰ひとり声を声を出さないので、周りに気をつかって叫ぶことができなかったのが悔やまれます。
7. This Place Hotel / The Jacksons (1980: Triumph)
エルヴィス・プレスリーへの配慮から、元の「Heartbreak Hotel」からタイトルが変わってしまった曲。冒頭の叫び声は、姉のラトーヤのものとのこと。注意して聴くべし!
8. The Girl Is Mine / Michael Jackson (1983: Thriller)
ポール・マッカートニーとのデュエット曲。バックは、ほぼTOTOの面々で、これぞAORサウンドと言えます!曲中にマイケルとポールが楽しげに会話しているのも印象的です。
9. Say Say Say / Paul McCartney (1983: Pipes of Peace)
「The Girl Is Mine」より先の1981年5月に録音されていたとのこと。マイケル作詞、ポール作曲。ラジオで流した裏では、デビッド近藤さんとこのビデオクリップを思い出しながら会話をしていたのですが、デビッド近藤さんが内容を詳細に覚えていてびっくりしました!
10. Baby Be Mine / Michael Jackson (1983: Thriller)
リスナーさんからのリクエスト。『Thriller』の中で最もAORタッチの曲だということでした。あまり意識していませんでしたが、聴き直すとおっしゃる通りですね。
11. I Just Can’t Stop Loving You / Michael Jackson (1987: Bad)
サイーダ・ギャレットとのデュエット。放送中、コメントでリスナーさんが「プレスリーの娘さんですか?」と書き込んでくださり、私が「サイーダさんですよ」とお伝えしたら、リスナーさんが「サイーダさんでしたか、さいだ〜すか^^」と駄洒落を飛ばしてくれてデビッド近藤から座布団1枚を差し上げました。
12. Remember The Time / Michael Jackson (1991: Dangerous)
ビデオクリップにエディ・マーフィが登場していることについて、皆さんよくご存じで書き込みをいただきました。この曲もリクエストをいただき、「脳内再生される」とのこと。なんとリクエストされた方は、かつて大阪厚生年金会館で生のジャクソン5を観ており、ご自身の拍手も当時のライブ音源に入っているとのことです(笑)。
13. This Is It / Michael Jackson (2009: This Is It)
2009年7月から翌年にかけて50公演が予定されていた、ロンドンO2アリーナでの公演。そのリハーサルをドキュメンタリーにした映画のタイトルトラックです。映像の最後に、バンドメンバーやクルーたちに「ロンドンで会おう」と言って亡くなったマイケル。ポール・アンカとの共作でした。1983年のデモ音源を加工し、兄弟たちのコーラスを加えて発売されました。
14. Love Never Felt So Good / Michael Jackson (2014: Xscape)
彼の死後に発表され、2014年5月31日に全米9位となったポール・アンカとの共作。今回はポール・アンカのピアノとマイケルのボーカルによる、シンプルなバージョンをお届けしました。
エディ・マーフィに注目してください。

