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    音楽コラム<vol.29> 寄稿:エキサイト中條

    Music&Live RUFFHOUSE

    2022/01/28 11:04

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    『四半世紀を越えて刺さる歌』

     それにしても大変な世の中になったものだ…
    当たり前だった日常が流行り病に侵されてからもう2年が経とうとしている今なお、私たちはまだ蔓延するウイルスの中で迷走を繰り返している。
    いったいいつまで続くのか、終息する時も見えず…


    最近また、橘いずみをよく聴いている。
    よく聴いていた高校・大学の時よりも、だいぶ大人になった現在の方がグッと心に響いてくる。‟癒しの女神″が加藤いづみなら、‟鼓舞する女神″は橘いずみだ。46歳になった現在の私に、橘いずみの曲と歌詞はダイレクトに刺さる。
    「ズキュン!ズキュン!」ではない。
    「ズドン!ズドン!」だ。


    -自分まで騙し 首尾よく生きて何になる?
     全力を尽くし 倒れてしまえばおしまい-




    そんな歌詞から始まる『永遠のパズル』。
    力強い歌詞とボーカルが終始問いかける。「おりゃー!おんどりゃーー!」と心をえぐりまくし立てたたみかけてくる。

    しかしそれは決して暴力的に問い詰めるのではない。
    聴く者の心に寄り添いながら背中を押してくれるのだ。
    凛としてしなやかに、強さの中に優しさがある。それが「橘いずみ」というミュージシャンの真の魅力ではないか、と私は思う。
    いい意味で泥臭く、そして人間臭く、、、私もかくありたい。


    -流した涙の数だけ それだけの喜び 本当に君を救っているかい?-


    いいことも悪いことも、そりゃいろいろありましたよ。
    パズルのピースも見つかったと思えば失ったり、思わぬところで見つかったりと、とっちらかってワヤですよ(笑)

    でもそれでも幸せを感じながら生きていられるのは、わりと自分に正直に生きれているからかもしれませんね。今どれくらいパズルが埋まっているのか、死ぬ頃にはどんなパズルが完成しているのか、見当もつかないですけどね。

    あっ、今このコラムを読んでくれているあなたも、私のパズルを埋めるべく大事なピース
    の一つですからね。


    今日もキマったなぁ...サンキューエキサイト!!

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