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音楽コラム<vol.29> 寄稿:エキサイト中條
『四半世紀を越えて刺さる歌』
それにしても大変な世の中になったものだ…
当たり前だった日常が流行り病に侵されてからもう2年が経とうとしている今なお、私たちはまだ蔓延するウイルスの中で迷走を繰り返している。
いったいいつまで続くのか、終息する時も見えず…
最近また、橘いずみをよく聴いている。
よく聴いていた高校・大学の時よりも、だいぶ大人になった現在の方がグッと心に響いてくる。‟癒しの女神″が加藤いづみなら、‟鼓舞する女神″は橘いずみだ。46歳になった現在の私に、橘いずみの曲と歌詞はダイレクトに刺さる。
「ズキュン!ズキュン!」ではない。
「ズドン!ズドン!」だ。
-自分まで騙し 首尾よく生きて何になる?
全力を尽くし 倒れてしまえばおしまい-
そんな歌詞から始まる『永遠のパズル』。
力強い歌詞とボーカルが終始問いかける。「おりゃー!おんどりゃーー!」と心をえぐりまくし立てたたみかけてくる。
しかしそれは決して暴力的に問い詰めるのではない。
聴く者の心に寄り添いながら背中を押してくれるのだ。
凛としてしなやかに、強さの中に優しさがある。それが「橘いずみ」というミュージシャンの真の魅力ではないか、と私は思う。
いい意味で泥臭く、そして人間臭く、、、私もかくありたい。
-流した涙の数だけ それだけの喜び 本当に君を救っているかい?-
いいことも悪いことも、そりゃいろいろありましたよ。
パズルのピースも見つかったと思えば失ったり、思わぬところで見つかったりと、とっちらかってワヤですよ(笑)
でもそれでも幸せを感じながら生きていられるのは、わりと自分に正直に生きれているからかもしれませんね。今どれくらいパズルが埋まっているのか、死ぬ頃にはどんなパズルが完成しているのか、見当もつかないですけどね。
あっ、今このコラムを読んでくれているあなたも、私のパズルを埋めるべく大事なピース
の一つですからね。
今日もキマったなぁ...サンキューエキサイト!!