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音楽コラム<vol.44> 寄稿:blackriver_k5
「Sweet Home Chicago」
前回、記しましたとおり、高校生活後半は、JIMI HENDRIXにハマっていたので、更なる刺激を求めて、ジミヘンの時代のロックギタリスト関係も聴こうとしましたが、今一つしっくり来るものがなく、ちょうどその頃に出会ったレコードが「Magic Sam Live」でした。
最初に記しました、オリーブホール高松のWest Road Blues Band・Break Downライヴを企画した張本人である、楽器店のS氏が「この人は、ブルース界のジミヘンと呼ばれとんや」と言いながら貸してくれたのですが、このレコードをきっかけに、自分でも意識していなかった、黒人の音に対する思いが強力なものとなったことを鮮明に覚えているのです。
白人がダメとかというものではありませんが、今一つしっくり来なかったのは、結果的に白人の方々のものが多く、ジミヘンは黒人だし、マジック・サムを聞いた瞬間に「これや!」と目覚め、この時点から、黒人のブルースのレコードを買うようになりました。
結局、「Magic Sam Live」は、高校卒業祝として頂いてしまいました。(強引に?)
そして、マジック・サムのレコードで「Pヴァイン・レコード」を知り、また、この頃から、雑誌「ブラック・ミュージック・リヴュー」を読むようになり、それは一生の生きがいを見つけた!という感じでした。
そんな訳で、「Magic Sam Live」から”Sweet Home Chicago”を
この曲は、映画「ブルース・ブラザーズ」で知っていましたが、マジック・サムに捧げると言っているのは、後で知りました。
せっかくなので、ブルース・ブラザーズのも
また、この曲は、本当に色々な人が歌っていますが、1920年代にその原型ができつつ、このタイトルでは、ロバート・ジョンソンが1936年に録音しています。
こんな感じで一つの曲にしても、それを掘り下げていく楽しみを覚え、ブルースを演奏する事とともにレコードを探す事で、頭の中はいっぱいになっていくのでした。
そんな状態になった、ちょうどその頃、楽器店で店員をしていたN氏がレコード店「Cat Record」(懐かしい!後の「VOICE」です。)をオープンし、そこでブルースのレコードを買い始めることになります。
そして、底なし沼に。