音楽コラム<vol.53> 寄稿:ホチペディア

Music&Live RUFFHOUSE

2022/05/07 18:58

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「プロレス・スーパースターテーマ曲列伝第4巻」


皆さん、こんにちは。

今回のプロレススーパースターテーマ曲列伝は”超獣”ブルーザー・ブロディを取り上げたいと思います。


ブロディといえばプロレスファンでない方にもお馴染みのこの曲ですよね。


Immigrant  Song/Led Zeppelin


中学生の頃愛読してた週刊ビッグレスラー誌のQ&Aのコーナーで「ブロディの入場テーマ曲はレッドツェッペリンというバンドの移民の歌って曲らしい」という情報をゲットし、すぐさまMOVE藤塚店でレンタルしてみたのですが…


「これ違う。偽物やん。」


こともあろうか「LED ZEPPELIN Ⅲ」のご本人歌唱(スーパーのワゴンでセールされてるCDとかによくこう記載されてますね)ver.を聴いて、こう思ってしまったんですよね。


それもそのはず。

ブロディが入場の際、使用してたのはこちらでした。


Immigrant Song/Hajime Ishimatsu & His Group



石松元(いしまつ・はじめ)さんというジャズドラマーをされていた方のカヴァーver.です。


この石松元さんに関しては情報がすごく少ないのですが、1940年生まれの広島県出身で前田憲男さんや横内章治さん、真梨邑ケイさんらの作品に参加した経歴があり、晩年は四ッ谷(後に浅草へ移転)で「凡(ぼん?)」という広島お好み焼き店を経営されていたそうです。


ワタシがプロレスを見始めた頃、金曜8時のゴールデンタイムでオンエアされていた新日本プロレスに対し、当時ブロディが参戦していた全日本プロレスのオンエアは土曜深夜。

親に内緒で夜更かしして、初めて見るブロディがなんと!敬愛する猪木さんの永遠のライバル・ジャイアント馬場さんにキングコングニードロップでピンフォール勝ち。それ以来、ワタシの中で最強外国人選手はブルーザー・ブロディでした。


プロレスラーになる前は新聞記者という異色の経歴を持つ誇り高きインテリジェントモンスター、ブルーザー・ブロディ。

そのプライドの高さが災いし、凶刃に倒れて今年で34年。

没後もブロディスタイルのフォロワーは何人も登場しましたが、今でも歴代最強でオンリーワンだと思ってます。


それではまた。

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