音楽コラム<vol.69> 寄稿:デビッド近藤
「チャックベリー~ロックの父」
猛暑日が続きますが、皆さまいかがお過ごしですか?「チャックベリー~ロックの父」と題して、今月のコラムを書いてみたい。
チャックベリーは音楽に特別詳しくない方にも知られているロックのスーパースターである。特に筆者のような1970年代に生まれた世代であれば、映画「バックトゥザフューチャー」のMJフォックスのエレキギターの演奏シーンのベリーの有名曲「ジョニーBグッド」はギターでコピーしたら、モテモテ曲の筆頭だったはず?。とにかく曲、しいてはあのトレードマークのダブルノートのギターリフはロックンロールの大発明だ。
ベリーは1920年代のセントルイスの生まれで、ゴスペルルーツを持つ黒人ミュージシャンであるが、デビュー曲の「メイベリーン」のヒットから、非常に垢抜けした面を持つミュージシャンである。
いわゆる黒人ぽさというのが薄く、メロディーも明るい感じで、カントリー&ウエスタンの影響もある。また、ベリーのアルバムにはカリプソ、スチールギターを意識した非常にトロピカルなナンバーもあり、ブルース、R&Bの当時の50年代のイメージの範疇に収まりきらない魅力があり、筆頭などは有名曲よりも、マイナー曲を車で聴くのがオツだと思うほど。
彼の魅力を一気に知るには、映画「ヘイルヘイルロックンロール」を推薦したい。
キースリチャーズやロックの著名人の演奏とともに、ベリーの話すドキュメント(半分は金の話し・・)歌詞の由来など、何回観ても飽きない名作だと思う。
エレキギターでいわゆるロックンロールの曲を弾くとき、ベリーの影響なしで弾くとき=イケテいない
1977年にアメリカから発射されたボイジャー号に、バッハ、ベートーベンのクラシックレコードとともにチャックベリーのロックも宇宙に放たれた。
地球が滅んでもチャックベリーの曲は残る事実。
2016年に亡くなる直前、90代で新譜を出した超人チャックベリーを、特に若いロックをやる人、知らない人は聴いて欲しい。
では、また。David近藤でした。
Blues is alright‼️ヘイルヘイルロックンロール