音楽コラム<vol.73> 寄稿:ホチペディア
「プロレススーパースターテーマ曲列伝 第7巻」
皆さん、こんにちは。
"闘魂の伝承者"ホチペディアです。
兼ねてより闘病中だった"燃える闘魂"アントニオ猪木さんが10月1日に逝去されました。
実は猪木さんについては来年2月、80歳になられた時にでも…と思い、これまで寝かせておいたのですが、あと4ヵ月ちょいというところで旅立たれてしまわれたので急遽、今回のテーマとさせて頂くことになりました。
猪木さんといえば日本人なら誰しもが知ってると言っても過言ではないコレですよね。
炎のファイター(INOKI BOM-BA-YE)/アントニオ猪木とザ・ファイターズ
元々は'76年に対戦したプロボクシング世界ヘビー級チャンピオン(当時)モハメド・アリのために作られた曲でしたが、世紀の対戦後、友情の証としてアリから贈られた(諸説あり)のは有名な話ですね。
そして原曲のアリver.がこちら。
ALI BOM-BA-YE/Mandrill & Michael Masser
こちらもカッコいいんですが、やっぱり前奏に猪木さんの「ファイッ!」ってかけ声が入っている方が心にグッと響いてきますね~。
このアリ戦で猪木さんは多額の負債と世間からの酷評を浴び、自らの命を絶つことを考えるまでに追い詰められてしまうのですが、ある日乗車したタクシードライバーさんの「私も剣道やってたんですが、達人同士の闘いってああなりますよね」って言葉に救われます(ドライバーさんグッジョブ!!)。
あの試合から46年経った今でも猪木さんがプロボクシングの現役世界ヘビー級王者と闘った唯一の東洋人であること、そして我が国の国歌と言ってもいい(過言かな?)あのテーマ曲を得ることが出来た2点だけでもやる価値のある試合だったと思います。
「ダイエットシュガーあるかい?」
「あ…、はい!」
31年前、ワタシのバイトしてた喫茶店にいきなり現れた猪木さんにコーヒーをお出しした際交わした最初で最後の会話(?)です。
忙しそうにされてたのでビンタもダーッ!もありませんでしたか、あの時ワタシは闘魂伝承されたと勝手に思ってます。
そしてこれからも元気で何でもやっていくことが猪木さんから貰った勇気や感動、そして闘魂に対するワタシからの供養です。
皆さんもこれからの道がどんなに険しくても、笑いながら歩いて行ってくださいね。
それではまた。
最後にボーナストラックです。
いつも一緒に/倍賞美津子