音楽コラム<vol.76> 寄稿:植田浩起
「パンクロッカーになりたい」
The COCKSの植田浩起です。
ようやく5人揃ってのライブができそうでワクワクしている今日この頃、待ちに待った新生ラフハウスが誕生し、The COCKSも早速ライブイベント「Coming Back To RUFFHOUSE 」が決定しています! 年明けには5人揃ってロックンロールができるのかなぁ!?
どうぞ2022年後半はバンドの動向にご期待くださいね!
さて、前回に引き続き僕が影響を受けた音楽、おすすめの名盤をご紹介したいと思います!今回ご紹介するのは、、、
セックスピストルズの「Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols」(邦題:勝手にしやがれ!!)
僕がロックンロールに目覚めたのは17歳頃、2000年代前半の事でした。
当時、パンクロックといえば、ハイスタのようなメロコア系やブルーハーツ出現後のやさしいパンクロックが主流。
軽快な2ビートや8ビートに乗ってテンポ良く歌われるそれらのバンドももちろんカッコいいので良く聴いていたのですが、、、
70'sパンクも勉強しなくては!と聴いてみたのがジャケットも有名なこのピストルズの名盤でした!
1977年に発表された本作はアルバム全編を通して暴力的で過激なパンクロックサウンドを楽しむことができますよ〜♪
ジョニーロットンの人を小バカにしたような歌い方も高校生だった僕にはショッキングでした!!
これがパンクロックなんだ!!
ポップで過激でめちゃくちゃカッコいい!!
代表曲「Anarchy in the U.K.」はもちろんのこと、エリザベス女王を皮肉った歌詞が過激な「God Save the Queen」などメロディーが良くイメージとは裏腹に以外と聴きやすい曲が満載!!
当時は「なんじゃ、このぐちゃぐちゃな音! 汚いサウンドやなあ〜」
などと思いました、しかし、今改めてアルバムを聞き直してみると本当にアレンジもよく練られていて洗練されたサウンドですよねぇ〜
アルバム通して全く捨て曲なし!
今回ご紹介する曲は「Bodies 」(ボディーズ)
アルバム2曲目に入っている3分ほどの楽曲です。スピーディーで暴力的なサウンド、そしてポップなメロディーと美味しいトコ取りの名曲!!
過激なロックンロールが好きな方には大好物な曲ではないでしょうか。
19歳の頃、初心者用ギターセットを買い、家にあったカセットレコーダーで3コードで弾けるこの曲を録音したのですが。。。
見事にぐちゃぐちゃになりましたw
そんな思い出もありつつ。。。
いつだってロックンロールの初期衝動を思い出させてくれるし、たまに無性に聴きたくなってしまう大名盤、それが「勝手にしやがれ」なのです。
ピストルズの音源を聴けばこんなテンションとアティチュードでステージに立ち、演奏していきたいなぁと思ってしまうのです。