音楽コラム<vol.78> 寄稿:タニケンヂ
タニケンヂ備忘録その2
ご無沙汰しております。
屋島西町のタニケンヂです。
第4回音楽コラムです。
前回からの続き。
ストリート・スライダーズ、ザ・モッズの魅力に取り憑かれたろくに音楽の知識もない高校生だが4人集まれば、バンドになる。
まあ、アマチュアバンドの始まりなんてこんなもんでしょう。
今思い起こせば、かなり短期間で初ライブに漕ぎ着けたと思います。
結成から半年かかってなかったかな?
高校2年の夏休み前。
現在のさぬき市。
津田の松原海水浴場の海開き。
浜辺で特設ステージ。
出演バンドは、高校生だけだったかな?
主催者は、地元のガソリンスタンドだったと記憶してます。
スポンサーがガソリンスタンドなのに、何故に高校生バンド???
今にして思えば、何の宣伝効果もないんじゃ?
まあ今更深く考えるのはヤメましょう。
本番は、とにかく緊張した。
演奏時間は、30分くらいだったが
ほんの一瞬に感じた。
足元のモニターの音も聴こえていたかどうかも。
というか、モニターがあったかも定かではない。
それでも40年近く経った今、かすかに記憶にあるのは、この曲を演ったのは、憶えている。
『ゴキゲンRADIO』
今聴いてもキャッチーで疾走感満載でめちゃカッコイイ曲なんだが、よくよく考えてみると、イントロは、ジョニーサンダース風、歌メロはラモーンズ風でルーツは、USパンク?と思いきや、でもバンド名は、モッズMODSで、イギリスのモッズからなんですが・・・。
しかし、その節操の無さも掻き消してしまうのもザ・モッズのセンスとカッコよさなんでしょうね。
そういえばコロナ禍で、ラフハウスオーナー今城と2人でやってたラジオ番組名『ゴキゲRADIO』も勿論由来はこの曲からだが、そう考えると
【人って、そう簡単には変われないなー】
と、しみじみ思う2022年の秋。
第5回につづきます。