
音楽コラム<vol.104> 寄稿:Eloiseカポノ
コラムCross Over 21 第2夜 2026.5.14
ラジオ連動型のコラム第2夜です。
最後までお読みいただき、そしてぜひ、ラジオの方も、無料のリアルタイム放送と有料会員のアーカイブ放送もお聴きいただければ幸いです。
2026年5月14日 第2夜
今回は、お掛けした曲は、
1. Stevie Wonder / Kiss Lonely Good-Bye
2. Christopher Cross / I Really Don’t Know
3. Philip Bailey / Easy Lover
4. Billy Joel / James
5. Janet Jackson / Someone To Call My lover
6. Leo Sayer / World Keeps On Turning
7. George Benson / Nothing Gonna Change My Love For You
8. Toots Thielemans / Felicia And Bianca
9. James Ingram / One Hundred Ways
10. Van Morrison / Have I Told You Lately
11. Elton John / I’m Still Standing
前半は「風薫る5月にお誕生日を迎えるアーティスト」を特集し、後半は皆様からのリクエストをお届けしました。
実は今回も、選曲順に「あるルール」を設けていました。
アーティストの背景をご存知の方なら、すぐにピンときたかもしれません。
正解は……
「黒人アーティストと白人アーティストを交互にかける」でした!(Stevie Wonder(黒)→ Christopher Cross(白)→ 黒→白……といった具合です)。
ただ、一番最後だけは白→白と続いてしまい、ルール違反になってしまいましたが(苦笑)。※BGMに流した曲は除きますが、、、、
さて、今回の私のワンチョイスは、Janet Jackson の 「Someone To Call My Lover」 です。
2001年にリリースされた、彼女にとって7枚目、そして21世紀最初のスタジオ・アルバム『All For You』からのヒットシングルです。
イントロを聴いて「おや?」と思った方も多いはず。
そう、この曲はアメリカのバンド America による1972年の名曲「Ventura Highway」のギターリフを大胆にサンプリングしているんです。あの爽やかなアコースティックギターの音色が曲全体に心地よい疾走感を与えており、軽やかでポップな魅力に溢れた一曲となっています。
リスナーさんからは、間奏部分に流れていたメロディーについて、「サティのジムノペディが聴こえる♬」とのコメントをいただき、こちらが驚きました!
さすがです。
そうなんです、間奏部分には、エリック・サティの「ジムノペディ第1番」を彷彿とさせるピアノの旋律も組み込まれてるんです。
ちなみにアルバム『All For You』は、日本では2001年4月16日、アメリカでは4月24日発売と、なんと日本先行発売でした。そして全米アルバムチャート(Billboard 200)では2001年5月12日付で初登場1位を記録!同名のタイトル曲も、全米シングルチャートで7週連続1位という快挙を成し遂げました。
また、彼女自身がヒロインとして出演した映画『ナッティ・プロフェッサー2 クランプ家の面々』(エディ・マーフィが太ったり痩せたりするあの映画です笑)の主題歌として書き下ろされた「Doesn't Really Matter」も、全米3週連続1位を記録しています。日本では島谷ひとみさんが「パピヨン 〜papillon〜」として日本語カバーしていたので、聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。
話を戻しますが、今回選曲した「Someone To Call My Lover」は、これほどの名曲ながら最高位3位と、惜しくも1位には届きませんでした。そんな「ちょっと残念」という気持ちも込めての選曲です。
今年、還暦を迎えた彼女。6月の日本公演(Kアリーナ横浜)では、BE:FIRSTと共演することでも話題になっていますね!私は会場へは足を運びませんが(チケット高すぎます)、一体どんなステージになるのか、今からワイドショーなどのニュースが楽しみです。
David近藤さんのワンチョイスは、Elton John のI’m Still Standing
『皆さんご存じのメロディメイカーのエルトンジョン。こちらはヒット性が高いロック系のナンバー。もっと評価されて良い曲なので、選びました。アニメ映画SING(2016年)でゴリラのジョニーがピアノを弾き語りしながらこの曲をパワフルに熱唱するシーンが大きな話題を呼びました。またエルトン・ジョンの半生を描いた伝記映画ロケットマン(2019年)でも、タロン・エジャトン(エルトン役)によって歌われ、彼の復活を彩る重要な楽曲として使用されてました』
この曲は、エルトン・ジョンが作曲し、彼の長年の黄金パートナーであるバーニー・トーピンが作詞を手がけています。
タイトル通り「私はまだ立っている(健在だ)」という強い意志が込められたアンセムです。バーニー・トーピンによる歌詞は、失恋や逆境から立ち直り、元恋人に対して「君がいなくても自分は力強く生き残っている」と宣言する内容になっています。
同時に、1970年代の黄金期を経て、1980年代に入り依存症や私生活のトラブルに苦しんでいたエルトン自身が、「音楽シーンの第一線に力強くカムバックした」ことを象徴する楽曲としても広く受け入れられました。
【楽屋ばなし】
David近藤さん曰く、「Ventura Highway」のギターイントロ、なかなか弾くの難しいとのこと。実は、私、10数年前にAORシンガー二村敦志にこの曲をやってくれとリクエストしたことがあるんですよ、見事に彼はやってくれました。デビさんもこのフレーズ練習して、続けてブルースナンバーやるの面白いんじゃないですか?と無茶ぶりしてみました(笑)

