音楽コラム<vol.111> 寄稿:Eloiseカポノ

RUFFHOUSE

2026/07/23 23:08

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コラム Cross Over 21 第9夜 (2026.7.14)


ラジオ連動型コラムの第9夜です。

最後までお読みいただき、そしてぜひ、ラジオの方も無料のリアルタイム放送や有料会員のアーカイブ放送でお聴きいただければ幸いです。また、どんなことでも構いませんのでコメントを書き込んでいただけると励みになります!


火曜日に放送日時が変わってから2回目、定着までに少し時間がかかりそうです。

あ、忘れてました!」「そうだった!」と途中から聴いてくださる方もいらっしゃいました。また、ご丁寧にも「旅行中等の都合で聴くことができません」といったメッセージをいただき、恐縮しております。


今回は2026年に発売された新譜をお届けしました。基本はAORですが、途中、マイケル・マクドナルドさん繋がりも選曲させていただきました。我ながら自画自賛です(笑)。

 

1. Rain Drop Woman / Heartful ☆Funks (2016 : Kickin’ The Epoch)
7月12日(日)にRUFFHOUSEで行われた藤田真弥さん(Key, Cho)&ナイルパーチ富樫さん(Vo, G)のDUO LIVE!最高にFunkyでGroovyな一夜となりました。 藤田さんは昨年5月、元STUFFのドラマーであるクリス・パーカーさんをアメリカから高松に連れてきてくれ、最高のグルーヴを届けてくれました。そして今年は、関西からソウルグループ「Heartful ☆Funks」のヴォーカリスト・富樫太陽さんを連れてきてくれました!富樫さん、めちゃくちゃFunky & Groovyなシンガーで、すっかり大好きになりました。またの再来高を心待ちにしています(実は前日の徳島公演も観に行きました!)。

 

2. He Will Be There / William Sikstrom (2026 : Power Of Three)
スウェーデンの若手AORシンガーソングライター、ウィリアム・シークストロームさん。 2015年、若干21歳でデビューした彼は、スティーリー・ダン、ペイジズ、アル・ジャロウ、マーク・ジョーダン、エアプレイをこよなく愛する青年です!父親の影響で子供の頃からウエストコースト・サウンドを聴いていたのだとか。同じような環境にあったはずの我が家の息子は、洋楽・邦楽問わず全く音楽に興味なし……どういうことなんでしょうか(笑)。

 

3. I Just Might / Bruno Mars (2026 : The Romantic)
来年1月に約1ヶ月間、6大ドームツアー(各2公演)を敢行するブルーノさん。本名はピーター・ジーン・ヘルナンデスですが、芸名の「ブルーノ」の由来は、子供の頃にずんぐりした体形だったことから、父親がプロレスラーのブルーノ・サンマルチノ(人間発電所)に似ているとして名付けたそうです。また「マーズ(火星)」の由来は、女性から「あなたは地球外生命体(火星人)みたい」と言われたことから来ているのだとか(某名古屋のパーソナリティが彼のおじさんにインタビューした際の話です)。 Wikiにも載っていない情報ですが、彼の母方の叔父であるジョン・バレンタインさんは、一時期ハワイの伝説的ロックバンド「KALAPANA」のサポートメンバーでした。母親から「あなたが持っているすべてをこの息子に教えてちょうだい!」と言われたバレンタインさんが、ブルーノにダンス、ボーカル、エンターテインメントを仕込んだそうです。ちなみにブルーノが5歳頃、日本のホテルでバレンタインさんらご家族と一緒に長期間公演を行っていたそうですよ。

 

4. Love At The End Of The World / Bill LaBounty (2026 : Love At The End Of The World)
個人的なビルさんの思い出をひとつ。彼のことを知ったのは、僕が大学1年生だった1978年のことです。同じ大学の同級生で「かよちゃん」と呼ばれていた洋楽好きの女の子から、突然「ビル・ラ〇▽×ティって知ってる?」と聞かれました。「ハ~? ビル? なに?」と聞き慣れない名前に混乱し、「もう一度ゆっくり言って!」と返すと、「ビ・ル・ラ・バ・ウ・ン・テ・ィ」と舌っ足らずに教えてくれました。当時の女子大生ファッションといえばサーファールックやハマトラ全盛期でしたが、彼女は襟フリルのブラウスにふんわりスカート、ハイソックスという、『秘密のアッコちゃん』や『魔法使いサリー』に登場するヨシコちゃんのような格好で大学に来ていました! 今と違って当時はレコードを買って聴くしかなく、マイナーなアーティストはラジオでも滅多に紹介されませんでした。そこで早速、輸入レコード店に走って購入。それ以来、大好きなアーティストの一人です。

 

5. Livin’ It Up / Bill LaBounty (2026 : Love At The End Of The World)
1982年に『Bill LaBounty』という同名タイトルのアルバムを出したのですが、そのジャケットは彼の顔がデカデカと写った、お世辞にも「ジャケ買い」したくはならないデザインでした。「これでは売れない!」と判断した日本側の宣伝担当者が、プールに浮かべた2つのフロートベッドに横たわる水着姿の男女のジャケットに差し替え! その甲斐あってか、「Livin’ It Up」は日本でもスマッシュヒットを記録しました(たぶん!笑)。 今回はその曲の44年ぶりとなるリメイク! ジャケットは当時と同じく、彼の顔がデカデカとアップになったデザインです!

 

6. That’s Why / Randy Goodrum (2026 : Pieces)
1947年7月7日、七夕生まれのグッドラムさん。自らのソロヒット曲は多くありませんが、単独あるいは共作で数々のナンバーワンヒットを生み出してきた名シンガーソングライターです。1978年にカナダの歌姫アン・マレーさんへ提供した「You Needed Me(邦題:つらい別れ)」は、同年11月4日にBillboard Hot 100で1位を獲得し、当時の日本のラジオステーションでも頻繁に流れていました。個人的にとても好きな声の持ち主です。 今回おかけしたのは、マイケル・マクドナルドさんとの共作で、マイケルさんの1982年のアルバム『If That’s What It Takes(邦題:思慕 / ワン・ウェイ・ハート)』に収録された楽曲のセルフリメイクです。

 

7. Love In Exile / Charlie Puth (2026 : Whatever’s Clever!)
このアルバムの楽曲にマイケル・マクドナルドとケニー・ロギンスがボーカル参加していると話題になり、初めて知ったアーティストです。才能溢れる彼は、1970年代から1980年代初頭にかけてラジオを席巻したソフトロック(現在アメリカでは「ヨットロック」と呼ばれています)に敬意を表し、2026年版のヨットロックサウンドとしてその道を切り開いたとのこと。リアルタイム世代の僕としては涙がチョチョ切れるお言葉です。

 

8. We Go Back / Keith Urban (2026 : Flow State)
オーストラリア出身のカントリー歌手。キャリア初となるカバーアルバムは、なんとAOR/今話題のヨットロックに挑戦した1枚になりました(1曲のみキースのオリジナル)。デュエット相手に選んだのは、引っ張りだこのマイケル・マクドナルド! この人が加わるだけで一気にAOR感が増しますね。収録曲も耳馴染みのあるAORソングばかり! 我々世代だけでなく、きっとZ世代にも受け入れられるはず(いや、そうなってほしい!)。今年のお気に入りアルバムに決定です!

 

9. Just The Two Of Us / Keith Urban (2026 : Flow State)
『Flow State』の中で僕のイチ押し!ご存じ、グローバー・ワシントン・Jr.さんの「Just The Two Of Us」のカバーです(本家のボーカルはビル・ウィザースさん)。この時代はジャズアーティストがボーカリストをゲストに迎え、インストだけでなくボーカル曲も収録するのが流行していました。アンサング・ヒーローと呼ばれたクルセイダーズが『Those Southern Knights(邦題:南から来た十字軍)』で初めて「Keep on Keep That Same Old Feeling」の歌詞を演奏に乗せて延々と歌った時は本当に驚きました! そこからアルバム1枚を挟み、ランディ・クロフォードさんをボーカルに迎えた「Street Life」(当時ディスコでも大ヒット!)、さらに次のアルバム『Rhapsody & Blues』でのビル・ウィザースさんを迎えた「Soul Shadows」へと繋がっていくわけです。その後もジョー・コッカーさんやナンシー・ウィルソンさんといったボーカリスト参入の流れが続きました。 ……話が逸れましたが、キースさんはオリジナルに忠実なアレンジで爽やかに歌い上げています。サックスソロもオリジナルのまんま! エレピのイントロやベースラインも忠実に再現されていて、とにかく最高です!

 

10. All For A Reason / Alessi Brothers (2026 : Neatherland)
1970年代、甘いルックスとソフトな歌声で人気を博したボビーとビリーのアレッシー兄弟! 7月12日で73歳になりました。2020年に配信のみで発表されたリメイクアルバム!彼らもキーを1音下げながらも、相変わらず甘い歌声を聴かせてくれます。頑張れ、あと少しで後期高齢者!

 

11. Blue Lagoon / 高中正義 (1995 : Covers)
1980年に大ヒットし、パイオニアのコンポ(ステレオ)CMソングとしてもお馴染みの彼の代表曲。おかけしたのはセルフリメイクバージョンです。ハワイ出身で元シー・ウィンドのボーカリスト、ポーリン・ウィルソンさんがゲストボーカルとして参加しています。いまや日本のみならず海外、それも若者たちの間で大ウケしている高中さん。実に驚きの現象ですね!

 

12. 悲しみがとまらない / 杏里 (1983 : Timely!!)
もうすぐ高齢者の仲間入りを果たす(!)杏里さんも海外で大ブレイク中! 角松敏生さんがアレンジ・プロデュースを手掛けた、説明不要の代表曲ですね。

 

13. In The Space / Spectrum (1980 : Optical Sunrise)
彼らが登場した時には「アース(Earth, Wind & Fire)とシカゴのパクりや!」と思ったものでした(テクニクスのコンポのCMソングでしたね)。ギタリスト&ボーカルの西慎嗣さんが、キャンディーズの「スーちゃん」こと田中好子さんの年下の彼氏だったことは周知の事実。彼女が亡くなった際にもコメントを出されていましたね。7月28日(火)、RUFFHOUSEに同じくギタリストの安達久美さんとギターデュオでやってきます!

 

今回のオススメは、Keith Urban 、シールズ&クロフツのカバーでSummer Breeze! 酷暑の夏を少しでも和らげる曲。2026年5月25日(月)現地時間に行われた第52回アメリカン・ミュージック・アワードでのパフォーマンスです。

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