音楽コラム<vol.87> 寄稿:Eloiseカポノ
My favorite concert NO.3
Rod Stewart / Da Ya Think I’m Sexy? (アイム・セクシー)from album 『Blondes Have More Fun(スーパースターはブロンドがお好き)』
今回は、来年の1月で78歳になるロッド・スチュアートさんについて書いてみました。
彼もいろんな癌手術や膝の手術も乗り越えて、頑張ってますね。
そんな彼の30代半ばのお話です。
1981年4月24と25日の2日間、愛知県体育館は、スーパースターがやって来るとのことで、ブロンド娘はいたかどうかはわかりませんが、大勢のファンで埋まりました。
搬入機材は、どえらけにゃ〜〜ものでした。
何トントラックかわかりませんが、数台来たように思います。
それもそのはず、舞台にセットを組む鉄の塊がわんさかわんさか♬
見ただけで、バイトやめて帰りたくなりました。
搬入だけではなく、体育館にパイプイスを並べて、席番の紙をテープで貼ったり(^^;
とにかく大変でした。
当日の警備位置は、ステージ上手の最前列!
ステージ下から最前列の椅子までの間には、鉄柵で囲われたスペースがあり、観客との距離は3〜4mはあったような気がします。
ここに落とし穴があったんです。
本当の穴じゃありませんよ(笑)
コンサートも終盤に近づいた頃、ロッドさんがなんとステージを飛び降りたんです。
当然にファン(殺到するのは決まって女の子)が押し寄せて来て、パニック状態。我々は柵を抑えるのに必死!
柵を乗り越えてきたのか?一部倒れたのか?思い出せませんが、ロッドを必死に守ろうとしていた先輩達の姿がそこにはありました!
事故はその時に起きました。
白いパンタロンスーツが揉み合いの際に引き裂かれたんです!
もちろん先輩のじゃありませんよ(笑)
私は、その後ステージに上がったロッドを見て、どんな状態に破れていたのかがわかりました。
たしか右足だったと思いますが、股間付近までハラリとしてました!
私は残念ながら見れませんでしたが、先輩はポロリをしっかり(陰嚢部分かと)見たそうです(笑)
ノーパンだったのです
ロッドがその後、リラックス状態だったのか?はたまた緊張状態だったのか?
それは謎のままです(笑)
バイト後には、その話で大盛りあがりだったことは覚えてます^ ^
俺も見てみたかったとかデカかったとか?(笑)
ライブの翌日は、東京へ向かう御一行さまをお見送りするため名古屋駅まで行きました。ホームへダイレクトで上がるエレベーターで新幹線ホームの待合室(皆さんご存知のようにガラス張りで中が丸見え)に着いた御一行さま!
もちろん、待合室は他の乗客の方が入らないように我々が警備してましたが、遠巻きに見ていた世間一般の方々は、彼がブロンド好きのスーパースターだとわかっていたのでしょうか?
マイクスタンドを持っていなかったからおそらくわからなかったでしょうね(^^;;
我々の仕事は、待合室の周りに立ってるだけ!しかも至近距離のロッドさんをお金をいただいて見られるなんて^_−☆
いろんな意味で最高にラッキーなアルバイトでした。
今から44年前、私が大学1年生でディスコに狂い始めた頃に発売された曲、彼の大ヒット作で世界中で売れに売れた曲、「Da Ya Think I’m Sexy?(アイム・セクシー)」
猫も杓子もとはよく言ったもので、ローリングストーンズもキッスも、みんなディスコビートを取り入れた曲を発売しました。
この曲は、曰く付きで、なんと、イントロ部分は、ボビー・ウーマック、サビは、ジョルジ・ベンさんからパクってしまったんです。
彼も認めて、印税は国連児童基金に全額寄付したとのこと!
これも空前のディスコブームがもたらした結果だと言えるかもしれませんね(笑)